木白牧 / Maki Kishiro
● 主な技法:アクリル画をベースにしたミクストメディア
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木白牧
「大地の方舟」
アクリル絵具、普通紙、スチレンボード、海岸の砂、油性ペン、綿布、木製パネル
273×220mm (F3) -
木白牧
「大地の方舟」
アクリル絵具、普通紙、スチレンボード、海岸の砂、油性ペン、綿布、木製パネル
273×220mm (F3) -
木白牧
「大地の方舟」
アクリル絵具、世界史の資料、海岸の砂、普通紙、ボンド、油性ペン、スチレンボード、 綿布、木製パネル
910×727cmmm (F30) -
木白牧
「TOKYO CARCINOMA」
アクリル絵具、池袋の地図、海岸で拾ったプラスチック片、ホログラムシート、セメント、油性ペン、綿布、木製パネル
455×380mm (F8) -
木白牧
「TOKYO MONSTER」
アクリル絵具、渋谷界隈の地図、海岸のプラスチック片、ホログラムシート、スチレンボード、セメント、油性ペン、綿布、木製パネル
410×318mm (F6)
獣医系大学で細胞と鯨類の研究をしていた経験から、それらをモチーフに根源的な生命力をテーマにした作品制作をしています。高度な文明に囲まれる私たちの日常には、生き物としてのリアリティが希薄です。生き物としての生体と、同時代と時間軸の命の繋がりを表現することで、人々に生きている実感を呼び起こそうと模索しています。
現在は、地図から生まれ私たちを未来へ運ぶクジラ達、方舟シリーズの制作に力を入れています。生活を豊かにする文明は、気候変動や未曾有のパンデミックなどを招き、私たちの存続を危うくしています。未来へ向かってどのように舵を切っていくべきか、私たち人類の在り方を問う表現を目指しています。
木白牧 Profile
1975年 滋賀県生まれ
2005年 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程(現 大阪公立大学) 修了
◆受賞歴
2021年 「Any Kobe with Arts 2021」Gallery10賞
2021年 「第3回公募アートハウスおやべ現代造形展」入選
2020年 「IAG AWARDS 2020」入選
2019年 「第4回星乃珈琲店絵画コンテスト」優秀賞(土方明司賞)
2008年 「第21回日本の自然を描く展」上位入選
◆展示歴
2023年 「Free!!」、windfall gallery、京都
2023年 「New Power展 Vol.4」、ギャラリー自由が丘、東京
2022年 「28室のGALLERY」、ホテル北野プラザ六甲荘、神戸
2022年 「Any Kobe with Arts 2022」、MRSX(建栄)ビル、神戸
2022年 「KENZAN2022」、東京芸術劇場、東京
2022年 「Mixed Media2022」、GALLERY AND LINKS 81、東京
2021年 「IAG ARTISTS SELECTION 池袋回遊派美術展」、東京芸術劇場、東京
2021年 「SANGO展」、Picaresque Art Gallery、東京
2020年 「IAG AWARDS2020 EXHIBITION」、東京芸術劇場、東京
2019年 「Independent TOKYO 2019 」、ヒューリックホール、東京
◆インフォメーション
命をテーマに制作をしている。自然界への畏怖や共感といった古来受け継がれる日本的な世界観を基点に、獣医学そして鯨類調査員といった生物学に携わっていた視点を加え、命と世界の俯瞰的表現を模索している。主には細胞→鯨(個体)→地図(社会)という階層を貫くモチーフを並列に描き、時間軸を泳ぐ命の方船を表現している。アクリル画をベースに日常生活の図像や廃品など時代を表す素材を使ったミクストメディアの平面作品を作っている。