木白牧 / Maki Kishiro [B1 Atelier East]
● 主な技法:アクリル画をベースにしたミクストメディア
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木白牧
「大地の方舟_13」
アクリル絵具、書道液、現代の出来事を記述した紙、石粉粘土、砂、綿布、木製パネル
F10号 -
木白牧
「大地の方舟_9」
アクリル絵具、ペン、砂、綿布、木製パネル
F3号 -
木白牧
「大地の方舟_11」
アクリル絵具、書道液、新聞など現代の出来事を記述する紙、砂、綿布、木製パネル
F6号 -
木白牧
「大地の方舟_14」
アクリル絵具、書道液、新聞、英字新聞、石粉粘土、砂、綿布、木製パネル
SSM号 -
木白牧
「大地の方舟-GREEN ISLAND-」
アクリル絵具、ボールペン、砂、綿布、木製パネル
SM号 -
木白牧
「CELLS_1」
アクリル絵具 砂、レジン、綿布、滅菌シャーレ
直径9.1cm -
木白牧
「CELLS_2」
アクリル絵具、綿布、滅菌シャーレ
直径9.1cm
「大地の方舟」とは
命の俯瞰的な表現を試みたシリーズである。
私たちは繋がることで生きている。
無数の個が繋がり次の階層を形作る。自然界はその繰り返しだ。
命とは、他者そして世界と繋がりながら悠久の海を航海する船のようだ。
本シリーズでは、細胞→クジラ(個体)→地図(社会)という
階層の異なるモチーフを並列に使い、時間軸を泳ぐ命の方舟を表現している。
日本人は自然に対し無限の共感を抱いていると言われている。
取り囲む自然、そこに属する命、それらがとどまることなく移ろいゆく無常観。
私たちが古来抱いてきた自然や命に抱く心情、その表現を試みたシリーズでもある。
「CELLS」
「大地の方舟」を切り取り滅菌シャーレ内にて培養細胞化することで、
別アングルから世界の俯瞰的表現を試みた。
木白牧 Profile
1975年 滋賀県生まれ
2005年 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程(現 大阪公立大学) 修了
◆受賞歴
2023年「いい芽ふくら芽RS」優秀賞
2023年「windfall gallery 2周年記念サムホール公募展」windfall gallery賞
2023年「池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2023」準漫喜利大賞
2021年「Any Kobe with Arts 2021」Gallery10賞
2021年「第3回公募アートハウスおやべ現代造形展」入選
2020年「池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2020」入選
2019年「第4回星乃珈琲店絵画コンテスト」優秀賞(土方明司賞)
2008年「第21回日本の自然を描く展」上位入選
◆展示歴
2024年 個展「錦のX-Y-Z軸」、windfall gallery、京都
2024年 個展「方舟 Arks」、ギャラリー自由が丘、東京
2023年 個展「世界という海で」、Cafe GALLERY KONOYO、東京
2023年 2人展「潮目のように」、新宿眼科画廊、東京
2023年「IAG AWARDS2023 EXHIBITION」、東京芸術劇場、東京
2023年「New Power展 Vol.4」、ギャラリー自由が丘、東京
2022年「Any Kobe with Arts 2022」、MRSX(建栄)ビル、神戸
2022年「KENZAN2022」、東京芸術劇場、東京
2020年「IAG AWARDS2020 EXHIBITION」、東京芸術劇場、東京
◆インフォメーション
日本人が抱く自然への共感や崇拝などの精神に、獣医学や鯨類調査員に携わっていた経験から得た自然科学の視点を加え、自然界の秩序や生命の本質を俯瞰した表現を模索している。具体的には、細胞→鯨(個体)→地図(社会)という自然界の階層を貫くモチーフを並列に使い小宇宙を表現。
アクリル画をベースに上記モチーフと、日常生活の図像や廃品など時代を表わす素材を使ったミクストメディアの半立体平面作品を作っている。