ema kawanago /
● 主な技法:版画(エッチング、アクアチント、ドライポイント)
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ema kawanago
「Lévitation XLIII」
銅版画(エッチング、アクアチント)
額装入り20X20cm -
ema kawanago
「Lévitation XL」
銅版画(エッチング、アクアチント、雁皮刷り)
額装入り24X18cm -
ema kawanago
「Lévitation XXXIX」
銅版画(エッチング、アクアチント、ドライポイント)、ステンシル
額装付き40X60cm -
ema kawanago
「Lévitation XXXVII」
銅版画(エッチング、アクアチント、ドライポイント)、ステンシル
額装付き30X40cm -
ema kawanago
「Lévitation X」
銅版画(エッチング、アクアチント)
額装付き18X24cm -
ema kawanago
「Lévitation VIII」
銅版画(エッチング、アクアチント)
額装付き24X30cm -
ema kawanago
「Lévitation II」
銅版画(エッチング、アクアチント)
額装付き24X18cm -
ema kawanago
「Lévitation III」
銅版画(エッチング、アクアチント)
額装付き24X18cm -
ema kawanago
「Lévitation XI」
版画(エッチング、アクアチント)
額装付き24X30cm -
ema kawanago
「Lévitation XII」
銅版画(エッチング、アクアチント)
額装付き24X30cm -
ema kawanago
「Lévitation XXI」
銅版画(エッチング、アクアチント、ドライポイント)
額装付き30X30cm -
ema kawanago
「Lévitation XLIV」
銅版画(エッチング、アクアチント)
額装付き40X30cm
Lévitation/レヴィタシションとは『空中浮揚』を意味する言葉である。
このシリーズの主役を担うのは、反引力・反重力の性質を持つ空中に浮かび上がっている鉱物や岩達である。 私達地球上の生物はたえず重力・引力下で生きている。重力・引力はフランス語でgravité(グラビテ、英語のグラビティーと同意語)というが、このgravitéは 『深刻さや重大さ』も意味する。作品で表現している鉱物達は『重さ』を静かなる内なる力ではねのけ、解放され、そしてそこに浮上しているのである。
『鉱物や石は、領土史の果実であり、過去を体現する叙事詩となり、私たちの先祖からの相続人である。ある日、これらの記憶がすべて地球に課されたそれらの重力と感覚から解放される。その時、彼らは浮かび、歌い、そしてそっと笑うのであります。』
ema kawanago Profile
1981年 神奈川県生まれ
ボルドー大学大学院エコシステム学科修士課程 修了
◆受賞歴
2020年『いい芽ふくら芽 2020 ヤングアーティスト公募展』大賞グランプリ 及びIDF賞
2018年『Dreux 国際版画ビエンナーレ』入選(フランス)
◆展示歴
2013 年
個展『Ema KAWANAGO 展』Allez Les Filles、ボルドー市(仏)
2014 年
個展『DA-TE MASK 展』metre cubeギャラリー、モンティニャック市(仏)
個展『DA-TE MASK#2 展 』Tinboxギャラリー、ボルドー市(仏)
2015 年
二人展『Mind the Gap 展』
国際交流基金ニューデリ―日本文化センター、ニューデリー市(インド)
2016 年
『MondesSouterrains』パリ白夜祭、エコール 42、パリ市(仏)
2018 年
『第 2 回 Dreux 国際版画ビエンナーレ』入選、Dreux ドリュー市(仏)
2019 年
Charbonnel シャルボネル版画インク本店展示、パリ市(仏)
2020 年
『Grandeur Nature 展』Lasecu ラ・セキュ現代アートセンター、リール市(仏)
2021 年
個展『Lévitation』Gallery IDF、名古屋
2022年
『20ans de la sécu』ラ・セキュ現代アートセンター/リール市(仏)
2023年
『Maison&Objet S23』パリ・`ノール・ビルパント
『47eme Salon Art&Matière』名誉招待アーティスト/エッソンヌ(仏)
◆インフォメーション
フランス政府給費科学部留学生として、フランスジロンド県のボルドー大学大学院科学技術部生態システム学専攻にて修士課程を2008年に取得後、在学中より行っていた芸術活動を生活の軸にシフトする。ヨーロッパを中心に版画、ビデオ、写真、インスタレーション等多岐の表現方法を用いて作品の発表を行う。社会現象や日常に隠れた心の境界線をテーマとした『サラリーマン』シリーズや、『ダテマスク』シリーズがある。
2014年より版画作品を中心に制作活動を行い、2016年より拠点をパリに移動し活動している。銅版画、写真版画、リトグラフィーによる版画作品を展開している。
感銘を受けた芸術家に19世紀後半象徴主義のマックス・クリンガーが上げられる。作品の制作時、まず短編小説のようなストーリーが浮かび想像が膨らみ、作品一点一点が話の一場面のように生まれる。この為、作品達はしばしシリーズ物として展開する。小学生の時は科学雑誌に中高時代は明治・昭和初期の日本文学に夢中になる。大学は生態システム学の道へと進み、修士課程は渡仏しボルドー大学院にて修士取得。アーティストとして活動する現在も科学への情熱は常に持ち続けておりインスピレーションを受けている。科学的・社会的な背景を取り入れつつ想像力・精神の世界へと旅するような感覚が好きで、現実とフィクションの間の境界線を揺らすような不思議な違和感を喚起しつつ心地の良い静けさで語りかけてくれるような表現を探求している。
版画の魅力に魅せられてからは、フランスのボルドーla réserve、およびパリのatelier Sfumatoやjoopstoop、スコットランドのエジンバラのedinburghprintmakers等にて異なる技術を学ぶことで基盤作りを行う。
多岐の技術を組み合わせながらいかに作品に魂をもたせるのか日々之精進にて制作に取り組んでいる。