彫刻家
戸張 花 / hana Tobari
● 主な技法:ガス溶接
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戸張 花
「resistance 0」
鉄、ガス溶接
12×12×12cm -
戸張 花
「resistance」
鉄、ガス溶接
12×23×11cm -
戸張 花
「interaction」
鉄粉、銀粉、メディウム、版画用紙
31×44×0.5cm -
戸張 花
「penetrate-□-」
鉄粉、銀粉、メディウム、版画用紙
21×29.7×0.5cm -
戸張 花
「decay1」
鉄粉、錆びた鉄粉、金粉、メディウム、和紙、桐(額)
21×29.7cm -
戸張 花
「drawing1」
鉄粉、金粉、メディウム、洋紙
10×14.8cm -
戸張 花
「drawing2」
鉄粉、金粉、メディウム、洋紙
10×14.8cm -
戸張 花
「drawing3」
鉄粉、金粉、メディウム、洋紙
10×14.8cm -
戸張 花
「drawing4」
鉄粉、金粉、メディウム、洋紙
10×14.8cm
鉄を素材としてガス溶接という技術を用いた彫刻作品を制作しています。
長い時間をかけ細かい作業を繰り返し行う制作方法をとっています。その長い制作時間の中で素材と対話しながらできる形、自身と素材との表現のせめぎ合いの中で生まれる形に強い関心を抱いています。細かい一つ一つの鉄の粒や線の形は、生命が形作られる最小単位の細胞や組織をイメージしています。
また最近では、制作の過程で生まれた鉄粉を用いた平面作品も制作しています。
「素材に触れ、対話し、自らの表現と素材との対等な関係性・兼ね合いの中で生まれる形。
私はそれを彫刻と捉えます。
赤く熱した鉄の粒を、一つ一つ垂らし、いつしかできた形は、まるで生きているかのように変形し、
時と共に朽ち、錆びていきます。
鉄という素材が自然の巡りを内在していることを発見したときから、私が彫刻を作ることの意味、鉄を扱うことの意味、「もの」を作ることの意味を作品が私に示してくれる気がするのです。」
戸張 花 Profile
-1993年 東京都生まれ
多摩美術大学大学院 美術研究科彫刻専攻 修了
◆受賞歴
2018 八王子夢美エンナーレ 入選
2016 神奈川県美術展 美術奨学会記念賞 受賞
2015 神奈川県美術展 入選
◆展示歴
2020 個展「内在ーImmanence」/LOKO GALLERY(東京)
2019 「磨。溶。繋。」/ギャラリイK(東京)
2018 「はるかな時のすきまで 巡る鉄の環」/イイナパーク(埼玉)
2018 「はるかな時のすきまで」/旧田中家住宅(埼玉)
2017 「八王子夢美エンナーレ」/八王子夢美術館(東京)
2017 個展「多摩美術大学大学院 優秀者選抜展 戸張花展」/ギャラリイK(東京)
2016 「神奈川県美術展入選作品展」/神奈川県民ホール、厚木文化会館(神奈川)
2016 「internal⇄external 森夕香 戸張花展」/LOKO GALLERY(東京)
2016 「TAMABI select2」/多摩美術大学アートテークギャラリー(東京)
2015 「神奈川県美術展入選作品展」/神奈川県民ホール(神奈川)
◆インフォメーション
東京都在住。2018年 多摩美術大学大学院彫刻専攻を首席で修了後、現在も鉄を素材とした彫刻を制作し続けています。
ガス溶接という技術で鉄を溶かし、溶かした鉄の粒をひたすら積み重ねた作品や、細い針金をひたすら溶接した彫刻を作っています。
長い時間をかけて細かい作業を繰り返し行う制作方法をとっていますが、そういった長い制作時間の中で、素材と自身との表現のせめぎあいの中で生まれる形に強い関心を抱いています。
細かい鉄の一粒、針金の一本から、生命を形作る細胞や組織などをイメージしながら制作しています。