画家
梅村 誠 / Makoto Umemura
● 主な技法:キャンバス又は紙にインディアインクペン及びアクリル絵具又は水彩絵具
細かい機械のパーツを集合させ対象物を描いた、トロンプ=ルイユの技法を用いた作品を主に制作。
東京で生まれ、幼少期より1枚の作品として完成させる事は少なかったが、独学で紙に線を主体としたドローイングを行なっていた。
デザイン専門学校に通っていた際にデッサンを学び、卒業後はデザインの仕事をしつつ、同校にて知り合った当時現役のイラストレーターでもあった恩師に絵の活動を進められた事もあり、以降自身の作品展示等の活動を始める。
その時々に自分が描きたいと思うイメージが先行、それに対して足りない技術を自身で学習し、作品に反映させると言う制作プロセスである。
支持体はその都度作品にあった素材を用いて制作している。
機械の部品や電子機器の中身を見て、小さい部品が集合して一つのものを構成し動かしてゆく様がとても好きで、無機物有機物である事を除けば、人間や動植物、建物や街、宇宙に至るまでがその様に構成されている事に気づき、我々一人一人という存在は何て奇跡の様な存在なのだろうと感じていた。
細胞は小さく、絵として小さい部品の集合体であると言う事を表現するには不向きで、好きな機械部品を比喩として用いたら面白い表現として確立できるのではないかと考え制作を始め、現在の作風に至る。
作風は現在のものに至るまでは、細かい絵・緻密な作品と言う事は変わらなかったが、可愛いらしいファンタジーの作品が好きな事もあり、現在も別ラインとして制作してはいるが、そう言った作品を主に描いていた。
機械の作品イメージは初期の頃から存在したが、当時はまだ技術的に足りない部分が多かった為、それらを描ける技術を身につけた段階で制作を開始した。
作品に関しては言葉で説明せずとも解りやすく、普段アートが好きと言う訳でもない方にも「足を運んででも実物を見たい・欲しい」と思って頂ける様な作品作りを心掛けている。
また、平面上のものとしてではなく実際に存在する可能性も感じさせる立体感を含ませる様に意識して制作している。
今後の展望として展示や販売等はもちろん、マーチャンダイジング展開など自身が作品制作で生活していく為の土台を構築する事を目指して行きたい。
梅村 誠 Profile
東京都生まれ
専門学校桑沢デザイン研究所 夜間部 ビジュアルデザイン専攻 卒業
◆受賞歴
IAG AWARDS 2021 準オーディエンス賞 受賞
第100回記念 二科展 デザイン部 B部門(自由テーマ・イラスト) 特選賞 受賞
◆展示歴
主な個展
2023 The fantastical session
2020 未来的機械細胞芸術画展
2017 The MECHANICALs -High grade cells-
2015 Mechanical cosmos
2014 MECHANICALS
2018 壁画制作・展示 ベンジャミンムーア 東京 青山フラッグシップショップ
2018 文化‧風格-臺日美術交流展 臺中市港區藝術中心
2014-2015 Mechanical cosmos(緻密画のライブドローイング) Art Space RONDO
◆インフォメーション
細かい機械のパーツを集合させ対象物を描いた、トロンプ=ルイユの技法を用いた作品を主に制作しております。