豊田玉之介 / Toyoda Tamanosuke
● 主な技法:キャンバスにアクリル
作品を制作することは必ずしも理解されることが目的ではない。作品を制作し発表することは実験的なプロセスであり、この作品も文字が書かれていない吹き出し、無表情で感情を読み取ることが難しい人物、何も描かれていない背景などの要素を組み合わせることで鑑賞者の感性を刺激することを意図している。
作品は、純粋に芸術としての魅力を追求する一方で、ナレーションの可能性やストーリー性からの断絶を試みており、従来の表現形式から脱し、これまでの表現とは違う新たな表現を追求したいという思いから生まれている。作品を通して鑑賞者が自分自身と向き合い、アートの魅力を見いだすきっかけになることを私は願っている。
豊田玉之介 Profile
1988年 群馬生まれ
2011年 信州大学教育学部芸術教育専攻美術教育分野 卒業
◆受賞歴
2013年 「Nagano Art File2013」池田満寿夫美術館賞受賞
2017年 「群馬青年ビエンナーレ2017」入選
2018年 「トーキョーワンダーシード2018」 入選
2021年 「萱アートコンペ2021」優秀賞
2022年 「萱アートコンペ2022」大賞
2023「SICF24」EXHIBITION部門 金澤韻賞
◆展示歴
2017年 「群馬青年ビエンナーレ2017」群馬県立近代美術館、群馬
2018年 「ワンダーシード2018 入選」トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京
「アートアワード-novae-2022」アートコンプレックスセンター、東京
2023年 「O.C.S.D. チャリティーアート展」バーニーズ ニューヨーク銀座、東京
「アートプロジェクト高崎2023」NODE3 3ビル 壁面、群馬
「アートアワード-novae-2023」アートコンプレックスセンター、東京
「SICF24」スパイラルギャラリー、東京
「いい芽ふくら芽 in TOKYO 2023」大丸東京店、東京
「see some scene」GALLERY IRO、東京
「ACT大賞展」アートコンプレックスセンター、東京
◆インフォメーション
群馬県高崎市出身、信州大学卒業
幼い頃から作品作りをしながら生活をしていきたい考えていましたが実際は難しい。現在も仕事をしながら制作しているような状況ですが、自分が作った作品のみで生計を立てることが理想です。実家が絵画教室を営んでおり、美大出身者も多く見てきましたが作家として生きているのはほんの一握り。ですが、チャンスを掴むためには行動を起こすしかない。そんな想いがあり今回、エントリーをさせていただきました。