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池袋アートギャザリング公募展
IAG AWARDS 2026 EXHIBITION
26/05/15[金]-26/05/24[日] @ 東京芸術劇場 5F Gallery1 & 2

「IAG AWARDS」は池袋の街とアーティストをつなぐ「池袋アートギャザリング(IAG)」が企画運営する公募展です。
全国からの応募者約400名の中から、現役アーティストを中心とするIAG審査員たちによってジャンルや年齢を問わず選抜された60名の精鋭アーティストたちが、東京芸術劇場に集結いたします!

Open: 11:00~19:00 (初日15日は14:00~)

現代アーティスト
舘 星華 / Contemporary Artist 

● 主な技法:インスタレーション、ペインティング

ヅンギスカソは、ジンギスカンではない。
しかし、誰かはジンギスカンを思うかもしれない。
何度も食べていたらきっとそれはジンギスカンになる。
でも私は愛知県名古屋市で18年間過ごしてきた。
私の日常にジンギスカンはいなかった。

そのはずなのに、
大した数食べたこともないのに歌いたくなるし、
大して好みということでもないのに無性に食べたいと思うし、
大して見たこともないのに身近な気がする。
それがジンギスカンである。
子どもの頃、とりあえずジンギスカンって言いたかった。
ジンギスカンって不思議な存在だ。

ヅンギスカソはジンギスカンではないが、
たぶんジンギスカンかもしれない 。
でも私がここに置くのは、紛れもなくヅンギスカソである。

ヅンギスカソは、ジンギスカンではない。
しかし確実にジンギスカンがいるし、
同時にここにジンギスカンはいないはずでもある。
ここには、ヅンギスカソだけがある。

舘 星華

舘 星華 Profile

1994年 愛知県生まれ

2017年 多摩美術大学 絵画学科油画専攻 卒業

◆受賞歴

◆展示歴
2026:
『第29回 岡本太郎現代芸術賞』入選展/岡本太郎美術館/川崎、神奈川
『SAGA ARTIST FAIR』/EDAUME(旧枝梅酒造)/佐賀
2025:
『NAMIKI AiR Exhibition 2025』/並樹画廊 市川BRANCH/市川、千葉
『余白のアートフェア 福島広野』第1回招聘作家/二ツ沼総合公園/広野、福島
2024:
『UNKNOWN ASIA』/大阪梅田ツインタワーズ・サウス/梅田、大阪
2021:
『MEGURO NO SANMA』/rusu/目黒、東京
2020:
『美術は教育できるのか?に対する切り込みと抵抗 THE MOVIE』/ゲンロンギャラリー/五反田、東京
2015:
『夢美エンナーレ』佳作/八王子夢美術館/八王子、東京

◆インフォメーション
愛知県名古屋市生まれ。多摩美術大学を卒業後、幼児教室で小学校受験講師をしながらアート活動を行う。在学中に賞賛された作品に縛られたり、「デザインでもアートでもない」と批判を受けたりと徐々に制作が継続できなくなり、2022〜2023年には現代アートを完全に中断した。しかし、作ること自体はやめられなかった。幼児教室で得た経験を活かしイラスト作品を展示するようになり、改めてアートは自分にとってなくてはならないものだと感じ、2024年再び現代アートの世界へ足を踏み入れた。

子どもの頃、私は池山田剛の少女漫画が大好きだった。10歳からの12年間、毎月2回発売日に欠かさず彼女の雑誌連載を購入した。漫画を読む中で少年漫画が肌に合わなかったことに疑問を持ち、少年漫画と少女漫画の構造を分析するようになった。予備校時代に抽象画を学んだ影響で絵画の最小単位「点・線・面」に興味を持ち、漫画のコマ割りからキャラクターやセリフを除き抽象画にし、漫画を見るものに変えることで絵画を作ろうと考えた。この中に特に漫画のオノマトペに「ッ」がやたら多く描かれていたことから、「ッ」という無音を肯定する態度に余白の美に似たものを感じ、仮名に強く惹かれた。現在は主に、仮名の形の性質に焦点を当てて作品を制作する。

私の作品は、「サランラップ」が「サラソラシプ」になるなど一部を形の似たものにすり替える手法により、知覚が認知を超えて認識となる瞬間をできる限り遅延させる。当たり前に信じていたそれは、本当にそれなのか。私たちはただただ思い込まされていただけなのでないか。