NAM EUIHYEON / NAM EUIHYEON
● 主な技法:ブロンズ鋳造
本作は地面に足先だけで立つブロンズ彫刻である。
意図的に細く、過剰に引き伸ばされた脚部は安定と不安定の境界に身体を置くための構造であり、常に崩れ落ちそうな緊張感を内包している。
人物はほとんど支点を持たず、わずかな接点によってその場に留まっている。
立つという行為はここでは強さの象徴ではなく、崩れ落ちる可能性を含んだ状態として提示されている。
本作は強く立つための像ではない。
消えかけながらもこの場所に存在し続けている状態そのものを形にした作品である。
倒れずに咲いていた、小さな花のように。

NAM EUIHYEON Profile
1998年 韓国生まれ
2024年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業
2026年 武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース 修了
◆受賞歴
2024年 KADOMA ART FES CONTEST 2024 ルミエールホール賞受賞
◆展示歴
個展
2024年 「The Garden」 Gallery b. Tokyo/東京
2025年 「庭-The Garden」 ルミエールホール/大阪
グループ展
2024年 「武蔵野美術大学卒業・終了制作展」 武蔵野美術大学/東京
2024年 「第47回東京五美術大学連合卒業・終了制作展」 国立新美術館/東京
2024年 「ディファレント京町堀アートフェア」JIKAN
2024年 「KADOMA ART FES 2024」 門真市/大阪2025年 「KADOMA ART FES 2024 入賞作品展」 ルミエールホール/大阪
2025年 「SICF 26」 スパイラル/東京
2026年 「武蔵野美術大学卒業・終了制作展」 武蔵野美術大学/東京
2026年 「第49回東京五美術大学連合卒業・終了制作展」 国立新美術館/東京
2026年 「第5回BrainBrunn ART AWARD 2026」 BrainBrunnGALLERY/東京
◆インフォメーション
韓国生まれ、2024年に武蔵野美術大学に卒業し、同じ大学の修士課程修了。
私の中にある怒りは、やがて一輪の花(華)となって現れた。
長い年月をかけて心に積もってきた怒りは、ある瞬間に制御できないほど大きくなり、自分の内側に咲き誇る花となった。
それを否定することなく、私はその感情を受け入れ、怒りという感情を「花畑」へと昇華させる決心をした。
彫刻は私にとって、そうした感情を解放し、形にするための重要な手段となっている。
私の作品では、ブロンズという素材を用いて、「手」を花として表現し、自分だけの花畑を作り上げている。
それは、怒りから生まれた「本当の私」の姿を象徴している。
