西園寺リル / Rill Saionji
● 主な技法:詩・思想・平面美術・映像・写真・インスタレーション・エクスペリメンタルミュージック
作品タイトルがすべてである。
西園寺リル Profile
1974年 徳島県生まれ
2000年 大谷大学文学部哲学科宗教学専攻 卒業
◆受賞歴
フリースペース チャレンジとくしま芸術祭2021 展示部門 チャレンジ奨励賞受賞
フリースペース チャレンジとくしま芸術祭2023 展示部門 チャレンジ奨励賞受賞
第18回とくしま文学賞 現代詩部門 奨励賞受賞 俳句部門 奨励賞受賞
第19回とくしま文学賞 現代詩部門 奨励賞受賞
第27回 徳島障がい者芸術祭 エナジー2021 エナジー賞受賞
池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2022 豊島区⻑賞受賞
第79回 現展 入選
公募2023金澤詩人賞 入選
◆展示歴
(映像)
1997年 大阪市 シネヌーヴォ
2022年 東京芸術劇場 池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2022
(写真)
2023年 第79回現展 国立新美術館 (移動展:京セラ美術館)
2023年 第27回関西現展 大阪市天王寺・茶臼山画廊
◆インフォメーション
純朴な田舎の高校生活を終えて大学へ進み、自主映画を3本製作したり映画監督の原一男氏に作品をほんの少し褒めていただいたりして暮らしておりましたが、失恋と後輩の死をきっかけに長期の精神科入院を繰り返し、7年半かかって大学を何とか卒業してからはソーシャルワーカーになろうと勉強を重ねるも、国家試験の受験勉強中に鬱病再発してからはドロップアウトで実家に強制送還、以降は約18年に及ぶ重症メンヘラニート生活の始まりで、最初の数年はほとんど寝込んで過ごし、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の依存症に苦しみ、ようやく動けるようになるとネットで出会った人妻との爛れるような情交の生活に溺れて数年が過ぎ、独学でフォトショやプレミアを勉強して少しずつ暇つぶしに作品を作り続けながら、鬱病を治すために南国に移住しようと思い、下見のためにタイへバックパッカーとして渡航、事前にメールで知り合っていたタイ人女性と意気投合して婚約、帰国してからはタイ移住のための準備を始めるが、向精神薬を断薬する治療の過程で鬱病が悪化、また寝込む生活にもどりつつもタイ人女性の影響で聖書を読み始め、教会に半年通って洗礼を受け、いつのまにかタイなど忘れ敬虔なクリスチャンとして神に奉仕していたが、元々は哲学科学生だったので神の存在を信じることが難しく、苦しみ始めて教会をドロップアウト、細々と詩を書き綴る日々の中で「運命の人」に出会い、魂が救われ始めたのにもかかわらず「運命の人」が突如急逝、以後2年は再び寝込む生活を再開、「運命の人」が残した12通の遺書を読みながら一念発起して音楽を作り始める、悲しみから立ち上がって怒涛の作曲生活が始まり私家版の詩集を作ったり関西各方面や東京へとライブ活動なども重ねていき、700曲ぐらい作曲した頃に26歳年下の大学生と出会って交際開始13日で急転直下で同棲生活が始まり、長く病んだ実家暮らしを終える、臨時の公務員の仕事を得て人生初めて就職し働き始めるもまもなく大学生が妊娠、生活に苦闘しながら、生まれてくる子供のために少しでも生活の糧を増やそうと詩やフォトショ作品を公募に出し始め、初めての美術展入賞直後に女の子誕生、仕事と家事とイクメンに駆けずり回る怒涛の暮らしの中でライブ活動にも励みながら、気がつけば子供が生まれてから2年半の間に7つの美術展や文学賞で入選や入賞、そこはかとなく幸せを育んでいた矢先にある日突然に家庭が崩壊し子供と生き別れる、離婚調停や親権争いなど目下4件の事案で法廷闘争が継続中、今に至る。特技は地味な波乱の生涯。