王 智恒 / WANG ZHIHENG
● 主な技法:生物・鉱物由来の素材にしたインスタレーション、3DCG アニメーション、インタラクティブ作品
本作品は、衣服を人と共生する皮膚として捉え、生物・鉱物由来の素材による衣服を仮想体験することにより、地球環境と人間の営みを持続可能な互恵・共生の循環システムとして再構成するものづくりの可能性を問うインスタレーション作品である。
支持体としての「素上げ革」、染色材としての「菌糸体」、装飾部品素材としての「塩結晶」について、それぞれ培養実験を説明するパネル、その過程で得たインスピレーションを象徴的に表現した3DCG アニメーション、ゼスチャー・コントロールでリアルタイム生成され、素材ごとのヴァーチャル・テキスタイル(CG)によって構成される。

王 智恒 Profile
1996年 中国生まれ
2018年 ドイツ バウハウス(現名 Hochschule Anhalt) 視覚伝達デザイン 卒業
2022年 東京造形大学 デザイン領域専攻 修士課程 修了
2024年 東京造形大学 博士後期課程 2年
◆受賞歴
2017、ドイツ文化評議会、German Cultural Council 入選
2018、中国美術学院 、白金クリエイティブ賞、金賞・陳楠審査賞
2018、中国出版協会、第9回 全国書籍設計芸術展覧会、銅賞
2020、KAN Tai-Keung Design Award、銀賞・"The Taste of Air" 審査員賞
2021、GDC Award、メディア・インスタレーション分野、新人賞
2022、東京造形大学、Zokei賞
2024、「SICF25」 EXHIBITION部門 入選
◆展示歴
2017、ドイツ Anhaltisches Theater Dessau、シアターメモリアル メディアアート展
2018、中国美術学院、「新鋭デザイナー(学部)10人展」
2021、中国国家航天局、中国深圳 「宇宙と文化芸術展」(2点出展)
2021、中国深圳、GDC Award 2021受賞展
2021、まち・なか八王子、日本東京都八王子市、「デジタルメディアで拡張する現実」
2022、中国上海、Power Station of Art 「無辺境界」
◆インフォメーション
こんにちは、王 智恒です。
東京、ベルリンと上海を拠点に活動。
現在、東京造形大学大学院 デザイン領域専攻 博士在籍。
服は自我と外側の「空間」のメディアとして機能し、人に多感覚知覚的な影響を与えることに注目し研究の起点とした。メディアデザイナーとして、服の素材と感覚、または空間をテーマにしたインスタレーション、映像など多形式の作品を発表していて、国内外で活動の場を広げている。
どうぞよろしくお願いいたします!