可児貴子 / TAKAKO KANI
● 主な技法:日本画
本展示では、海からインスピレーションを得た作品を横に並べて展示することで、空間の広がりを演出すると共に、時によって様相を変える海の姿を写し出します。
作品群は近年展開しているストーンシリーズの一環であり、石のマチエールを組み合わせて作品を構成し、絵の具の筆跡や塗りを積層することで、完全な石ではなく風景画でもない表現を追求しています。
具象と抽象の狭間にある曖昧な世界の中に、確かな美を見出したいと考えています。
可児貴子 Profile
1997年 東京都生まれ
2021年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業
2023年 東京藝術大学大学院文化財保存学専攻保存修復日本画修士課程 修了
◆受賞歴
2022年 芳泉文化財団研究助成 採択
2023年 卒業・修了制作展 大学美術館買い上げ賞
2024年 上野の森美術館大賞展 賞候補入選
IAG AWAWDS 入選 栗原画廊賞
◆展示歴
2021年 東京藝術大学卒業・修了制作展
2023年 東京藝術大学卒業・修了制作展
◆インフォメーション
岩絵具や和紙などの日本画材を用いて、空想上の叙情的な世界観を描くことを目指しています。
特に近年展開している"ストーンシリーズ"では、石のマチエールを組み合わせて作品を構成し、絵の具の筆跡や塗りを積層することで、完全な石ではなく風景画でもない表現を追求しています。
具象と抽象の狭間にある曖昧な世界の中に、確かな美を見出したいと考えています。