画家
Atsuo Yokoyama / Atsuo Yokoyama
● 主な技法:アクリル・写真転写
私は、「需要」と「共感」を絵画表現の軸としています。今回出品する作品のタイトルを「世界がどんなに美しくとも...」としました。作品の大部分は花が舞う美しい世界ですが、背景にはカプチン会修道院の集団墓地から着想を得た、静かな死を連想させるイメージを描き込んでいます。作品の中の人々は、それぞれの空間のなかで、悩み、あるいは互いを羨みながらゆっくりと朽ちていきます。そして彼らは、自身の存在を全て肯定してくれる心の拠り所を求めています。その心の拠り所、無償の愛、抱擁を象徴する存在が、中心で後光に照らされている人物です。この作品を観て下さる方々がこの作品と自分自身を重ね合わせ、自身の心のなかに無償の愛の存在を呼び起こす助けになる事が出来ればと考えております。

Atsuo Yokoyama Profile
1989年 神奈川県生まれ
2014年 神奈川大学 大学院 理学研究科 生物科学専攻 修了
◆受賞歴
【公募展】
2023年 東京都美術館「第52回 純展」※入選
2023年 東京都美術館「第53回 純展」※入選
◆展示歴
【個展】
2019年 DESIGN FESTA GALLERY at EAST 304 「顔面博物館」
2020年 DESIGN FESTA GALLERY [WEST 2-D] 「~我々はお前を見ている~」
2022年 スペースK代官山 「純粋経験」
2022年 CROSS OVER 神楽坂「日記」
2024年 新宿眼科画廊「しずかな たましいたち。」
【その他】
2025年 Independent Tokyo 2025 出展
※その他、グループ展多数出展
◆インフォメーション
1989年神奈川県生まれ。
子供の頃から僅かながらに感じていた、自分自身が社会に溶け込みきれておらず、周りと波長が合わない事からくる孤独感に抵抗し、自分の存在を肯定するために、30歳になるタイミングで世間に向けて独学で絵画製作を開始。自分自身が絵画によって己の存在を何とか認められているように、絵画のなかに鑑賞者の気持ちを「受容」「共感」「肯定」「承認」する力を込めたいと感じ始めて現在の作風に至る。s作品の中に出てくる登場人物をどこか伏目がちで、穏やかとも寂しげとも取れるような顔にしている。作品自身がメッセージを持ち、主張するのではなく、観る人の気持ちに共感して寄り添えるように描きたい。
その補助として、作品ごとに簡単な言葉を添えている。口を描かないのは、口を「主張」のメタファーと考えているから。目を伏し目がちにしたのも、観る人の気持ちを受け入れるという姿勢を表現したいという理由から。
絵画には、観る人全てを平等に受け入れ、全肯定してくれる力があると考えている。そんな絵を描くことが今の自分に与えられた役割であると信じている。
