美術作家
MIYABI / MIYABI
● 主な技法:ドローイング、クレパスを用いたスクラッチ
子どもの頃の純粋な創作衝動を出発点に、日常の中でふと立ち上がる感情の揺らぎや、他者との関係性の中で生まれる微細な心の動きを主題として制作している。
私が関心を寄せているのは、「何を描くか」よりも「どのような視点で世界を見ているか」という態度そのものである。強い物語や明快なメッセージを提示するのではなく、見落とされがちな感情の断片や記憶の層を丁寧に掬い上げることを重視している。
クレパスによるスクラッチやドローイングを通して、塗り重ねと削りの行為を繰り返しながら、内面に潜む感情の層を可視化する。削ることで現れる色彩は、記憶の奥から立ち上がる光のようでもあり、時間の痕跡そのものでもある。
他者を見つめることは、同時に自己を見つめ返す行為でもある。作品はその往還の中で揺れ動く心の状態を留める装置であり、静かでありながら持続的なまなざしの記録である。

MIYABI Profile
1997年 中国生まれ
2021年 京都精華大学大学院デザイン研究科ビジュアルデザイン領域 修了
2018年 中国中央美術学院 アニメーション専攻 卒業
◆受賞歴
2024 第16回矢祭もったいない図書館手づくり絵本コンクール/絵本「なりたい」入賞
2020 第19回 文芸社えほん大賞/絵本「まっています」優秀賞受賞
2016 北京新媒体創意大賞/短編アニメ「月の夢」特別賞受賞
◆展示歴
アートフェア
2025 ディファレント京町堀アートフェア2025/大阪
2022 「越後妻有 大地の芸術祭2022・枯木又プロジェクト」/新潟県十日町市
個展
2025 「feeling little good」/ギャラリークサカベ(京都)
2024 「101匹わんちゃん」/ギャラリークサカベ(京都)
2021 「なくなった部屋へ」/ギャラリークサカベ(京都)
2020 「世界が飛び出す」/ギャラリークサカベ(京都)
グループ展
2023 「椹木町通―今昔流るるろうじの催事」/丸善京都本店 MARUZENギャラリー(京都)
2023 「私の人形展」/ギャラリーえがく(京都)
2022 「peace nine 2022」/がルリ・ラペ(名古屋)
2022 「混ぜると危険!」/京阪祇園四条駅 改札内(京都)
◆インフォメーション
子どもの頃の純粋な創作欲を出発点に、
日常の中でふと立ち上がる繊細な心の動きや、
他者の経験に静かに共鳴する瞬間を、作品へと落とし込んでいる。
私が大切にしているのは、
「何をつくるか」よりも「どのように世界を見ているか」という視点です。
派手なコンセプトや強いメッセージを提示するのではなく、
見落とされがちな細部を丁寧に拾い続けること。
その執念のようなまなざしの先に、
深い感動や静かな救いが宿ると信じています。

