宮野 晃太朗 / miyano kotaro
● 主な技法:写真
写真は日常の中で極めて身近な存在である。
カメラの普及によって写真は大量に生産され、現在ではAIによって必要なイメージさえ生成できるようになった。
こうした状況の中で、人間の消費活動には「ものを買うこと」だけでなく「写真を撮ること」も組み込まれるようになった。
私たちは経験や出来事を記録するだけでなく、それらを撮影し、共有し、消費している。
写真は記録であると同時に、消費されるイメージでもある。
本作品では、日常的に使われるペーパー手拭きに写真を印刷し、ティッシュ箱のような形態にまとめた。
鑑賞者が箱に収められた既製品と同じ枚数である200枚の紙を一枚ずつ取り出すという行為をすることによって、写真を「見る」と同時に「消費する」行為に昇華する。
写真を消費するとは何か。
その行為を問い直すことは、現代において写真とは何かを考えることにつながると考えている。

