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IAG ARTISTS SELECTION
池袋回遊派美術展2024
24/05/21[火]-24/05/26[日] @ 自由学園明日館講堂

作家
後藤花甫里 / Kahori Goto 

● 主な技法:油彩

キガオミツスイはオーストラリア南東部に生息する鳴鳥で、絶滅が危惧されている。
生き残っているのは数百羽だけで、周囲に年長の雄鳥がいないため、歌い方を覚えられない若い雄がいるという。
(美しい声の鳥が求愛の歌を忘れたら?ーNATIONAL GEOGRAPHIC,2021年12月号,p21)


求愛の歌を歌えない鳥は、正しく歌える鳥に比べてつがいを得られる確率が低く、それは種全体の減少に繋がっていきます。
人の介入はさておき、それでも間違えて覚えたメロディを歌ったり、他の鳥の求愛を真似したりと、彼らは別の道を模索しています。

いま一羽の鳥は、求愛に行くところです。
歌えない鳥は、滅びるしかないのでしょうか。

後藤花甫里

後藤花甫里 Profile

1991年 埼玉県生まれ

武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻 卒業

◆受賞歴
平成22年 映画『カラフル』内油絵制作
平成25年 日本酒のデザインコンテスト 優勝
令和5年 IAG AWARD 2023 入選
令和6年 SHIBUYA ARTAWARDS 2024 入選

◆展示歴
平成25年 直島グループ展参加/直島 嶋屋
平成27年 個展『Xの証明』/FLEW GALLERY
平成29年 『starships』/アトリエこだち
令和2年 『泡沫の旅路』/TheArtcomplexcenterOfTokyo
令和3年 『KENZAN2021』/東京芸術劇場
令和5年 『IAG AWARDS 2023』/東京芸術劇場
令和6年 『池袋回遊派美術展』/自由学園明日館講堂

◆インフォメーション
愛や恵みに触れる時、自分より遥か大きな存在に心を打たれます。
世の中はわからないことばかりで、それがとても楽しく
作品は理解するための挑戦であると同時に、形にないものを表すための手段です。
そういった作品の風景と、見てくださった方がもつ情景が重なり合うことを願っています。