彫刻家
平松 嵩児 / Hiramatsu Takeru
● 主な技法:テラコッタ彫刻
平松 嵩児 Profile
1996年 愛知県生まれ
三重大学 教育学部 美術教育コース 彫刻専攻 修了
三重大学大学院 教育学研究科 芸術・スポーツ系教育領域 彫刻専攻 修了
◆受賞歴
なし
◆展示歴
主なグループ展
2016 「第5回MAE展」(所属学科の主催する全学年・教員・卒業生によるグループ展) 三重県総合文化センター/三重
2017 「第6回MAE展」三重県総合文化センター/三重
2018 「第7回MAE展」三重県総合文化センター/三重
「スタート展-芸術学生の行方-」ギャラリーかんしょ/愛知
2019 「三重大学教育学部美術教育コース 卒業制作展」三重県立美術館/三重
「第8回MAE展」三重県総合文化センター/三重
「池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2019」東京芸術劇場/東京
「Epilogue 2019」gallery art point / 東京
2020 「第9回MAE展」三重県総合文化センター/三重
「池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2020」東京芸術劇場/東京
2021 「三重大学教育学部美術教育コース 卒業・修了制作展」三重県立美術館/三重
「ART FAIR -アートとの出会いー」 西武池袋本店 7階=催事場 / 東京
「IAG ARTISTS SELECTION 池袋回遊派美術展」東京芸術劇場/東京
2022 「ART FAIR -アートのある日常-」 西武池袋本店 7階=催事場 / 東京
◆インフォメーション
自己の制作の主な観点として「自然の力による秩序や摂理」と,そこに生じる「記憶・面影」というものに注目している。
この根底には,「自然界の全ての形には理由がある」という考えがある。全てのものは最後には消えてなくなってしまう。しかし,その間際の形には,これまでのさまざまな記憶と,周りに与え,周りから与えられてきた力の痕が宿っていると考えている。それは,単に終わりゆく「死」の形ではなく,長い時の流れの果てに「成った」1つの形,非常に強い力をもった「生」を司る形である。
一見すると,作品の様相は,寂しさや崩れ消えてしまいそうな悲壮感があると見ることもできる。しかし,そんな「生」や「死」,「有」と「無」の狭間にこそ,より強い存在性が現れると考えている。
消えゆく形を自身の手で再構築するという矛盾を伴う行為に,どんな意味が生じるのか。如何なる違いがあるのか。追い求める形とははなにか ———— 。作るという行為,素材,生じる形。様々な問いかけの中で私は作品を作っている。