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リビエラ アートフェア in IKEBUKURO22/08/05[金]-22/08/07[日] @ リビエラTOKYO 池袋

写真作家
三浦勇人 / yuto miura [IAG]

● 主な技法:写真(阿波和紙インクジェットプリント)

東京の道端では様々な事情でよく花が死んでいる。台風などの天災や人の手によって刈り取られた花など理由はさまざま。東京という激しい生の流れの中でも花は生き、そして死んでいく。中でも人為的に刈り取られてしまう花を見ると哀しさや惜しい感情が自分の心に色濃く残る。

人に対し、哀しさを感じられない事がおおかった私にとって、道端の植物の死は身近に感じられる哀しさの一つだった。無惨に死んでいった花を撮影することで自分に欠けている感情を満たすための行為の一つなった。

ここでの作品は全て道端であらゆる事情で死んだ花であり、私の中で感じることのできた哀しみの一片である。

三浦勇人

三浦勇人 Profile

1993年 福島県生まれ

◆受賞歴

◆展示歴
2016年より東京で生きる花をテーマに作家活動を始める。

個展
2017年:12月「刹那と静寂」
2018年:12月「憂いの影」
2020年:11月「忘命の箱庭」
2020年:12月〜1月「哀の喪失と創生 in Firenze2020」

その他展示
[2018]
・Affordable Art Fair Amsterdam 2018

[2019]
・SICF20
・北井画廊「ART ON PAPER project2 紙の美術其のニ」

2020
・IAGAWARDS2020
・100人10

2021
・御苗場2021

その他カフェ、Barなどで作品の常設展示多数.....

◆インフォメーション
福島県の山の麓で育った僕にとって東京には自然など存在しないものだと思っていた。写真を通して花と触れていると東京には意外にも花と共存している。しかし、僕が育った町のあの自然あふれる場所で出会った花たちとはまるで違う一面が見える。ここの花は美しさより人間のエゴな部分と花の気の毒さが東京の風景の中で色濃く映る。
山の麓で綺麗に咲いてた花の記憶も、そんな光景を見ていると次第に霞んでいき、いつしか本当の美しさのようなものを忘れてしまう。僕はそんな恐れや不安を感じて衝動的に東京で生きる花を写真に収めた。

写真家として上京して6年。東京で生きる花の強さと美しさや生まれて朽ちるまでの背景などを意識し写真に残してきた。作品という形で昇華する事で新たに咲き続けていける居場所を作り、個としての花が朽ちてもなお形を変え、展示会場が生き続けていく場所にもなり得ると感じている。