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コノヨ ノ アートマーケット22/01/01[土]-22/12/31[土] @ KONOYO.net

KONOYO.netでは、美術作家たちが自由にWEB展示&販売できる場として「コノヨ ノ アートマーケット」をオープンいたしました。参加作家たちもだんだんと増えてまいりますので、美術ファンの皆さまには、お気に入りの作家を気軽に見つける場としてご利用いただければ幸いです。
また、出品作品の一部でさまざまな企画展を開催し、実際に観覧できる機会も作ってまいりますので、どうか応援のほど、よろしくお願いいたします。

◎開催中の展示企画
・-IAG AWARDS 2017-2021の入選者達による小品展- IAG Artists Small Works
 @重要文化財 自由学園明日館 講堂 1/26(水)~30(日) 11~19時 ※最終日のみ16時まで
飯島まり子 街角ギャラリー
 @イタリアンレストラン fra..(豊島区要町/03-5244-4257)※営業時間や定休日は店舗までお問い合わせください。

岸雪絵 / Yukie Kishi 

● 主な技法:リトグラフ、アクリル絵具、色鉛筆、インクジェットプリント、

岸雪絵

岸雪絵 Profile

1981年 京都生まれ

京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻版画 修了

◆受賞歴
2005年 京展 京都市立美術館 / 市長賞
2007年 京展 京都市立美術館 / 市長賞
あおもり国際版画トリエンナーレ2007
国際芸術センター青森/スポンサー賞 (番地銘石賞)
2009年 京展 京都市立美術館 / 京都市美術館賞(美術館所蔵)<版画>
2016年 第1回TKO国際ミニプリント展2016/三井田盛一郎賞(審査員賞)
< B-gallery/東京,京都・アートゾーン神楽岡/京都,GALLERYいろはに/大阪>
2018年 第9回アダチUKIYOE大賞 / 佳作 (公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団/東京)

◆展示歴
2007 International Print Exhibition Tokyo 2007 (東京都美術館/東京)
“From Kyoto to Krakow”-Print Exhibition- (Manggha Centre of Japanese Art and Technologr/Poland)
2011『ベルギー×日本 版画交流展 』Part 1,2 (京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)
2012版の時間/Age of Prints(女子美術大学アートミュージアム/神奈川)
2014 第59回 CWAJ現代版画展-併設展-「食とアートの饗宴」 (東京アメリカンクラブ/東京)
2016 琳派400記念 -琳派降臨-近世・近代・現代の「琳派コード」を巡って (京都市美術館/京都)
2017 ざらざらとした艶、浸透する滴 (京都・アートゾーン神楽岡/京都)
2019 京都府美術工芸新鋭選抜展 (京都文化博物館/京都)
FACE2019損保ジャパン日本興亜美術賞展 (東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館/東京)

◆インフォメーション
人が一見して感じる「見ること」は、いくつもの記憶と思い込みをつなぎ、重ね合わせ、見知ったように錯覚し、実態の表層や、部分と輪郭など、曖昧で不確かに捉えているように思います。
その幻象性と実象性の間に浮かび上がる印象としてのリアリティーを具現化する試みを行なっています。

モチーフはインターネットで見つけた物を扱い、誰しもが同じ言葉で検索すると見つけられますが、時間や状況などにより、見えなくもなり得る物です。質感や重量など、触覚的な要素は画像でしか確認できません。
視覚情報を頼りに存在するであろう物を画面に描く事で、実物かのような図像を感じながらも、奥行きのない図柄で覆うことで、自身とそれとの距離、物がおかれた背景などが不安定な状況化で、触れる事のできない、もどかしさと、誰かと共有できるかもしれない実態のあるような、ないような現代の日常から立ち上がる空間を目指しています。

また、同じのものを目の前にしても、それぞれが見ているものは、きっと違います。どこかで見たような似通った物が2つ並列されている違和感や、パターンが重層的に絡み合う空間により、類似部分と差異を見つけたり、焦点が定まりにくいなど、展示に関しても「見ること」に一種の疑い持てるように意識しています。

制作方法:パネルにモチーフをアクリル絵具などで描き、図柄等の一部分をトリミングし、薄い和紙にインクジェットプリントし、パーツに切り、パネルの全面に貼付けています。