芸術家 (画家,写真家)
大沢愛 Mana Osawa / Mana Osawa [Gallery1]
● 主な技法:アクリル画・ミクストメディア・コラージュ
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大沢愛 Mana Osawa
「Anemone Specialite vol.2」
アクリル絵具、ミクストメディア、カンヴァス
M15号 -
大沢愛 Mana Osawa
「King Protea STAR」
アクリル絵具、ミクストメディア、カンヴァス
S4号 -
大沢愛 Mana Osawa
「Anemone with Flower vase Wonderland」
アクリル絵具、ミクストメディア、カンヴァス
M15号 -
大沢愛 Mana Osawa
「Adele」
アクリル絵具、ミクストメディア、カンヴァス
SM -
大沢愛 Mana Osawa
「Estella」
アクリル絵具、ミクストメディア、カンヴァス
SM -
大沢愛 Mana Osawa
「Anemone Red Spark」
アクリル絵具、ミクストメディア、コラージュ、カンヴァス
M15号 -
大沢愛 Mana Osawa
「Enchanting Flowers」
アクリル絵具、ミクストメディア、コラージュ、カンヴァス
M30号
まず、花が好きで私はその姿を写真で撮り始めた。そこから好奇心はどんどん広がっていき、生花はもちろん造花の作りまで凝視し、植物学の本を漁るようになった。今年描き始めたこの花瓶と花のシリーズには大きく共通するテーマがある。一つは私のアーティストとしての理念でもある「Art is Entertainment」これはアートは楽しむ為にあるべきだという、私の方針と言える。これは現世が暗く残酷であればあるほど、私が描く明るく楽しい世界はより輝いて見え、人々は惹かれるはずだという私の生涯をかけた研究でもある。
さらにもう一つは「花は何を思っているか?」花は私たち人間や動物たちとは違い、声を上げる事も無ければ自らの足で移動もしない。花は何故咲くのか、知っているだろうか?私は一時期忘れていて理由を知った時にハッとした。彼等は私たちと同じように子孫(種)を残す為に花を咲かせるのだ。花は(種類にもよるが)ひとりで受粉が出来ない、その為 昆虫たちを惹きつけて受粉をする。目立つ姿や香り、蜜で誘惑する。
では園芸用に生産され、花屋で並んだり、お店や自宅で生けられている切り花たちはもし、話せるとしたら何と言っているのか?彼等は人々の生活を支え、潤す為に生産され、最も美しい時にカットされ飾られる……私は彼等はきっとプロフェッショナルで、生けられた約7日間 人々に楽しんでもらう為にも「Look at Me!」と主張しているんじゃないかと思っている。
だからこそ毎日しっかり見て水を変え、気にかけてやる。その生命力溢れる一番輝いている姿を写真に納めたり、絵に描く事でより多くの人々に花たちの素晴らしさを届けたい。私が表現する芸術は美しい瞬間を永遠に、後世にも残す事が出来るはずだ。
その姿は何か〈レガシー〉を残したいと日々頑張って生きている私たちと重なるのではないだろうか。

大沢愛 Mana Osawa Profile
2000年 神奈川県生まれ
◆受賞歴
ターナーアワード2016 優秀賞
第3回写真出版賞 アート部門 奨励賞(2019)
いい芽ふくら芽 in Tokyo 2021, 2024 優秀賞
ACI AUDITION2023 グランプリ
他、入選多数
〈メディア〉2020年 BSフジ「ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~」TV出演、BBART magazine (Bazaar’s Art China) May 2023 掲載
〈活動〉’23年〜’24年パークホテル東京 アーティストルーム制作 34F(Phoenix)
◆展示歴
2024年 福岡三越Art Season 特集作家 大沢愛
ONE ART TAIPEI 2024、台北
2023年 個展「Rouge de Genesis」Bunkamura Wall Gallery、東京
ART FAIR TOKYO 2023 東京国際フォーラム(Artqlorieux)
個展「BOLD FLOWERS」 HILTOPIA ARTSQUARE(ヒルトン東京 B1F)
個展「Red Sensation in Hong Kong」UBU DECO gallery、香港
ART TAIPEI 2023 台北國際藝術博覧會、台北
Affordable Art Fair Singapore, シンガポール
2022年個展「大沢愛個展」Gallery Q、東京
個展「Curious」松坂屋上野店アートギャラリー、東京
ASYAAF 2022 Hongik Museum of Art in Seoul、韓国
大沢愛・内藤瑶子二人展「MIDNIGHT CIRCUS」Artglorieux、東京
2021年「ブレイク前夜in Park Hotel Tokyo」大沢愛個展
ART ART TOKYO 大丸東京店、東京
個展「Red Sensation」 渋谷ヒカリエ CUBE8、東京
Artglorieux Selection 、Artglorieux of Tokyo、東京
2020年 ポコラート全国公募 vol.9、アーツ千代田
2016年 ターナーアワード2016受賞者展 ターナーギャラリー、東京、他
他、多数展示
◆インフォメーション
‘00年、神奈川県横浜市生まれ在住。大沢の創る作品は力強く、独学ならではの個性が光る。ミクストメディアという手法を主に、ポーリングを行なったカンヴァス地でコラージュを施し、様々なパーツを貼り付けた装飾的マテリアルが特徴である。Art is Entertainment をモットーに”元気が出る作品”を制作、自然が持つエネルギーや肉眼では見えない細胞や粒子を点や円で表現している。近年は国内外のギャラリー、百貨店、アートフェアで作品を発表、絵画だけに留まらず’23年〜パークホテル アーティストルームの制作、21年写真集『Picture×Picture』を出版、NFTアートも手掛け幅広く活動している。主な展示に個展’21年「RedSensation」渋谷ヒカリエ、’22年「CURIOUS」松坂屋上野店、二人展「MIDNIGHT CIRCUS」Artglorieux ’23年 アートフェア東京、ART TAIPEI 2023、個展「Red Sensation in Hong Kong」UBU DECOなど。’20年にはBSフジ ブレイク前夜に出演。