桒原幹治 / Kanji Kuwahara
● 主な技法:紙にインク
印刷されたストライプを上から下へ、左から順になぞっていくことで制作される。フリーハンドでの描線は正確なグリッドからしばしばズレる。そして次の線は一つ前の描線のズレを増やしたり減らしたりしながら描かれる。この繰り返しによって画面内に疎密の波が生じ、特異な質を提示する。制作者の身体に近視眼的な状況を強制することで生まれる「リズム」を、画面の中に定着させる試み。
桒原幹治 Profile
1998年 宮崎県生まれ
東京藝術大学大学院映像研究科修士課程メディア映像専攻 2年
◆受賞歴
2022 第2回宮崎総合美術展 自由表現部門 準特選
2021 CAF賞2021 入選
2021 東京藝術大学音楽学部 同声会賞
2020 東京藝術大学 安宅賞
◆展示歴
2022 個展「身を以って」(Room_412)
2022 「第2回みやざき総合美術展」(宮崎県立美術館)
2021 「環ジョウ交さ点」(佐賀大学美術館)
2021 「CAF賞2021 入選作品展覧会」(代官山ヒルサイドフォーラム)
2021 「NIME2021」(上海ニューヨーク大学/オンライン)
2021 個展「リズムのための試論」(Room_412)
2020 「寝床 a.k.a. 混淆する幻想半径」(shibuya-san)
2019 「ICSAF2019」(尚美学園大学)
2019 「バトルフィールド」(Room_412)
2018 「あの子のこと」(KISYURYURI THEATER)
◆インフォメーション
アーティスト/打楽器奏者。1998年生まれ、宮崎県出身。リズムの概念を新たに捉え直すべく、演奏者としての経験やリズム論の研究をもとに、映像・平面・サウンドインスタレーション・パフォーマンスなど多様なメディアでの制作を行う。