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池袋アートギャザリング公募展
IAG AWARDS 2022 EXHIBITION
22/05/20[金]-22/05/25[水] @ 東京芸術劇場 5F Galllery1&2

「IAG AWARDS」は池袋の街とアーティストをつなぐ「池袋アートギャザリング(IAG)」が企画運営する公募展です。
今年から新たに、アートの新たな地平を目指し、展示する漫画=「漫喜利」部門と「音源指定映像部門」を新設!
全国からの応募者約450名の中から、現役アーティストを中心とするIAG審査員たちが
ジャンルや年齢を問わず50名前後の精鋭アーティストたちを選抜、東京芸術劇場に集結いたします!

今福 康介 / Imafuku Kousuke []

● 主な技法:キャンバスにアクリル絵の具 / 点描

雨と傷
果てしなく広がる大地に植物が繁り、花が咲き、やがて生き物が活動をはじめた。草木、虫、鳥など数えきれない命が存在する中、私たち人間は文明を築き、繁栄と衰退を繰り返してきた。過去から現在に至るまで、人は集団をつくり、それが村になって国がつくられ、国同士の戦争があった。人の営みの中で喜び、悲しみ、憎しみなどの様々な感情が生まれては消えていく。私は無数の人間が抱く、様々な感情は記憶となって、大地に宿ると考えた。私たちは生まれ、いずれ土に還る。それは花も虫も動物も、国でさえも同じである。その繰り返しの中で、星の数ほどに限りない生き物の記憶は、大地に傷を残し、それを癒すかのように雨が降って、再び命がはじまる。その一瞬の静寂と騒音を表現した。

炎と灰
私たちの生まれてから死に至るまでの過程はまるで炎。はじまりは小さく、弱々しく、温かく、柔らかい。やがて炎は大きく、力強く、華々しく広がりを見せる。そして再び小さく、穏やかに落ち着き、最終的には消える。それは人間に限ったことではなく、全ての生き物にも同じことが言える。生き物は限られた時間の中を必死に生きる。炎を燃やし輝く。そんな無数の命のはじまりから終わりを点描で表現した。

大地の歌
今現在を生きる私たちが生まれる遥か昔から大地があった。そして大昔から現在に至るまで、膨大な時の流れの中で、無数の生き物が生まれ、そして死に、大地に還る。私は生き物が死に、そして大地に還った時、その生き物が生涯をかけて背負ってきた傷(記憶)が大地に宿ると考える。つまり大地には多くの生き物の傷(記憶)が長い時の中で蓄積されていると。長い時の中で大地は聞いた。ある時、1人の人間が、大切な誰かのために歌った歌を。その声を。1つ目のモチーフは、遥か昔から現在に至るまで大地に蓄積された生き物たちの傷(記憶)である。2つ目のモチーフは、大地が膨大な時の流れ中で「一瞬」聞いた、1人の人間が大切な誰かを思い歌った歌である。2つのモチーフの内、一方は限りなく広いモチーフに焦点を当て、もう一方は限りなく狭いモチーフに焦点を当てた。この2つのモチーフを同時にキャンバスに点描で表現した。

今福 康介

今福 康介 Profile

1989年 静岡県生まれ

静岡大学大学院教育学研究科 修了

◆受賞歴
2017年 美術新人賞 デビュー2017​ 入選

◆展示歴
​2014年 ギャラリーとレンタル暗室とりこ 静岡市(同2015年)
2014年 elle a boode Gallery 静岡市
2017年 フジヰ画廊 銀座
2018年 フェルケール博物館 静岡市
2021年 ギャラリー十夢 静岡市

◆インフォメーション
私は「表現」に強い関心があり、ものづくりが好きです。大学在学中は新印象派やシュルレアリスム、カラーフィールド・ペインティングの作品に影響されて現在に至るまで制作をおこなってきました。私は絵画の他、音楽(声楽、ピアノ演奏)と運動(ランニング)が好きで今でも熱心に続けています。極度に集中して楽器を演奏している状態の「熱」をキャンバスにぶつけたい、長距離を走っている最中、ハイになっている状態の「熱」をキャンバスにぶつけたい、という思いがあり、私の中で絵画、音楽、運動はとても親密な関係にあります。そして常に限界を越えたい、という情熱があります。音楽と運動が背景にある私にとっての絵画は、自分自身の限界を越えたモノを目指すことであり、更には人智を越えたモノを目指すことです。私は絵画に向けたこの姿勢と情熱が作品に高い精神性と霊性を宿すと考えています。そんな私の作品をより多くの人に味わっていただくことが私の目標です。