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池袋アートギャザリング公募展
IAG AWARDS 2022 EXHIBITION
22/05/20[金]-22/05/25[水] @ 東京芸術劇場 5F Galllery1&2

「IAG AWARDS」は池袋の街とアーティストをつなぐ「池袋アートギャザリング(IAG)」が企画運営する公募展です。
今年から新たに、アートの新たな地平を目指し、展示する漫画=「漫喜利」部門と「音源指定映像部門」を新設!
全国からの応募者約450名の中から、現役アーティストを中心とするIAG審査員たちが
ジャンルや年齢を問わず50名前後の精鋭アーティストたちを選抜、東京芸術劇場に集結いたします!

グラフィックアーティスト
伊藤七海 / Ito Nami []

● 主な技法:アクリル画、Photoshop、Illustrator

COVID-19の感染拡大に伴う自粛要請により人に会う機会が減った。
ただでさえ iPhone にかじりついていた私は、さらに液晶を見つめる時間が増えた。
6畳の狭いアパートで、15インチのMacBookと、10.86インチの iPad Air、
4.7インチの iPhone SEの画面から外界の世界と繋がろうとし、想像のなかで生活をした。
外出自粛で流行したリモート会議を友人と楽しむ中で、記念にスクリーンショットをとった。これも新しい写真撮影の形で、現代の肖像になり得ると考えた。
私のiPhoneは、写真やスクリーンショットのデータで埋め尽くされている。
手軽に残せるがゆえのとても些細な日常がそこにはあった。
どれもデータに残した動機を忘れてしまうほど取り止めもない、曖昧なものだ。
この淡々としたデータの集積が個人を表す肖像となっている。
多くの人が同じ媒体で、同じインターフェースを日常的に使っているために、
この羅列は私のプラーベートなものであるが、誰にとっても既視感のあるものである。
私の経験は誰かの経験でもある。
作品という板を通して、私はまた誰かと繋がろうと試みている。
私たちは毎日、それぞれのパーソナルスペースで、ある定まった規格の板を見つめ情報を得る。画面に映る言葉や画像を認識し、その先にいる人を頭の中で補完して、
その人を身近に感じたりしている。
改めて自分の小さな生活に目を向けた時、そこにある穏やかな気持ちと、
もやがかかったような不安や侘しさに同時に気付いた。
そんな現在の素直な気持ちを、いつか前向きに振り返れるよう、額に入れて残した。

伊藤七海

伊藤七海 Profile

1994年 山梨県生まれ

横浜美術大学 卒業

◆受賞歴
バンフーデザインコンテスト 優秀賞
横浜美術大学卒業制作展 最優秀賞

◆展示歴
2022.2 横浜美術大学卒業制作展

◆インフォメーション
さまざまな表現手法を用いて、身近なものをモチーフにグラフィック制作をしています。