アーティスト
長島 勇太 / Yuta Nagashima
● 主な技法:写真、映像、コンピュータプログラム、サウンド、ドローイング、インスタレーションなど
【コンセプト】
今、多様な個人が、たった一つではない世界を見ている。一人一人に用意されたパラレルワールドのように多様な世界を見ている。そのイメージはすべてが少しずつ異なり、一つに集約されることがない世界だ。これは今までとは違った新しい世界なのだろうか。あるいは、見ている側(=観察者)の意識が変わっただけなのだろうか。いずれにせよ、一つ一つの部分が合わさり、“複眼”で見たような新しい世界の見え方が現れ始めている。
【作品説明】
この作品は、コンピュータープログラムを使い、1枚の写真から得られる8つの断片をランダムに移動させて、いくつかのイメージを作っています。およそ58秒間隔で、1枚ずつ写真が順番に切り替わっていきます。使用している写真はすべてオーストリアで撮ったものになります。
長島 勇太 Profile
1979年 東京生まれ
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻 中退
◆受賞歴
第9回 ソニーイメージングギャラリー 銀座 作品展公募 入選
門真アートプロジェクト 入賞
AMUSE ART JAM 2009 入選
ARTCOURT gallery P&E 2009 入選
芸術科学会第二回デジタルミュージックコンテスト自由作曲部門 入選
◆展示歴
【主な個展】
2019 「バベル、あるいは分別の未来」 ギャラリーなつか/東京
2015 「Parallel Processing」 ギャラリーなつか/東京
【主なグループ展】
2022「はじまりの残像」ソニーイメージングギャラリー銀座 / 東京
2017 「View’s View」 ギャラリーなつか/東京
2010 「門真アートプロジェクト つながり展」 門真市幸福町商店街/大阪
2009 「AMUSE ART JAM 2009」 京都文化博物館/京都 、「SICF10」 スパイラル/東京
2008 「第3回日韓現代美術交流 純情の衝突」 Moran Gallery Seoul/韓国
2004 「Ars Electronica 2004 Campus Exhibition」 Stadtwerkstattなど/オーストリア
◆インフォメーション
1979年東京生まれ。東京を拠点にコンセプチュアルアートとアンビエントミュージックの分野で活動している。主に写真、映像、コンピュータプログラム、サウンド、ドローイング、インスタレーションなどの手法を用いて制作している。特にカメラを使った制作は2003年から開始している。近年ではポストモダン、もしくは、それ以降の世界の見え方や状況をベースコンセプトとして、各々の作品の意味や文脈をつなぎながら創作活動を展開している。また、アンビエントミュージックの楽曲制作(Yuta Nagashima 名義)では、2枚のソロアルバムと1枚のコンピレーションを国内外のレーベルからリリースしている。