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池袋アートギャザリング公募展
IAG AWARDS 2023 EXHIBITION
23/05/14[日]-23/05/24[水] @ 東京芸術劇場 5F Gallery1&2

「IAG AWARDS」は池袋の街とアーティストをつなぐ「池袋アートギャザリング(IAG)」が企画運営する公募展です。
2022年からは、アートの新たな地平を目指し、展示する漫画=「漫喜利」部門を新設!
全国からの応募者約550名の中から、現役アーティストを中心とするIAG審査員たちによって
ジャンルや年齢を問わず選抜された50名前後の精鋭アーティストたちが、東京芸術劇場に集結いたします!

写真作家
片桐 正義 / Masayoshi Katagiri 

● 主な技法:写真&インスタレーション

<trace>|<memento>

<trace>とは、被写体に警察の鑑識のように特殊な粉を掛け、物体に触れた痕跡を浮かび上がらせ、撮影した作品。

本作は<trace>シリーズの手法を用いて制作したインスタレーション作品。
部屋空間に存在を定着し、浮かび上がらせ、過去に存在した者を感じる空間を制作した。

<memento>は亡くなった祖父の遺品と痕跡を題材にしている。

祖父は薬売業を営みながら、全国を回る生活をしていたという。口数の少ない寡黙な人でお墓参りには時間をかけるような真面目な性格。障子に穴を空けると孫でも容赦なく怒鳴るような厳しい人でもあり、夏には近所のかき氷屋に連れ出して くれる優しい一面もある人だった。亡くなって間もない頃は悲しくても、寂しさはなかった。おそらく家族間で祖父の話が出てくるから。遺品整理をしていてもなんとなく祖父を感じることがあった。

記憶に祖父の記録がある
私たち観測者がいる限り
祖父の存在は在り続ける

人の存在は突然に消失することなく
無へと薄れていくのかもしれない


<<作品の見方>>

ドアが出入口になります。
出入口ランプの点灯・消灯を合図に鑑賞下さい。
ランプが消灯時にお入り下さい。


部屋のランプは一定の時間で点灯、消灯を繰り返します。
点灯時は部屋の装飾をご覧下さい。
消灯時は足を止めて暗闇に目が慣れるのをお待ち下さい。
目が慣れると青白い微光が見えて参ります。
存在を感じて下さい。

片桐 正義

片桐 正義 Profile

1995年 富山県生まれ

2016年 東京綜合写真専門学校 卒業

◆受賞歴
2022年 WATOWA ART AWARD 2022 入選

◆展示歴
2014年 「signs」 グループ展 mujikobo
2015年 写真第一芸術学科2年 クラス展 「大喜利」 ギャラリー・ルデコ
2016年 東京綜合写真専門学校 第56回卒業制作展 目黒区美術館区民ギャラリー
2016年 東京綜合写真専門学校 第56回卒業制作選抜展 Nikon Salon bid 新宿
2017年 「どういう訳かの14人展」神奈川県民センター
2022年 5月 KYOTOGRAPHIE KG+ SPECIAL EXHIBITION - JAPAN PHOTO AWARD + INTUITIONS 2022 - HOTEL ANTEROM KYOTO
2022年 8月 MIDORI.so BAKUROYOKOYAMA GALLERY
2022年 12月 WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION - WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO

◆インフォメーション