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池袋アートギャザリング公募展
IAG AWARDS 2025 EXHIBITION
25/11/21[金]-25/11/30[日] @ 東京芸術劇場 5F Gallery1&2

現代芸術家
柘植紅杏 / Kurea Tsuge 

● 主な技法:絵画

私は「死生観」を主題に制作を行っている。父の死、希死念慮が絶えない現代人の姿、そして虚無の大衆に飲み込まれるような学生時代の体験が、私の内に異様なまでの「生と死」への執着を生み出した。これらの経験こそが、現在の私の死生観と美学を形成している。

現代の私たちは、「死」をどこか“非日常”の領域へと追いやり、日常から切り離して扱うようになった。それは医療の発達や近代化、さらにはグローバル化や多様性によって促進された個人主義の影響によるものだろう。時代の変化を身体で受け取るたびに、私たちの中にある死生観はその形を絶えず変容させてきた。

「死を受け入れる行為」を象徴する文化として、私は「切腹」という日本独自の死の様式、そして「縄文時代の死生観」から強い着想を得ている。これらは死と生が分断される以前の、人間の根源的な死生観を示すものである。

私は、日常に潜むモチーフ、日記、そして記憶そのものを絵画の中で“埋葬”するように扱ってきた。その行為を通して、「生と死」を自らの内に受け入れ、また現代の生活の中に溢れる多種多様な「生と死」の形を浮かび上がらせたいと考えている。

柘植紅杏

柘植紅杏 Profile

2004年 神奈川県生まれ

2023年 女子美大学附属高等学校 卒業

◆受賞歴
第17回 西会津国際芸術村公募展2022 U18部門 大賞受賞

◆展示歴
2023 西会津国際公募展 u18部門大賞
2023 女子美術大学附属高等学校卒業展示
2024 池袋回遊派美術展 グループ展
2025 ノクチラボ ライブペイント

◆インフォメーション
死生観をテーマに制作活動をしています。「生」と「死」を非日常として扱う現代社会への問題提起として、日常的なモチーフを扱い制作を行なっています。