李 光宗 / Mitsumune Lee
● 主な技法:墨、岩絵具、胡粉、架構オブジェ
気‐観感
Qi‐feelings of observation
2022年-2023年 シリーズ作品
ケヤキ、ヒバ、アカマツ、ベイマツ、ヒノキ、スギ、ツガ、アルミ、コンクリート、鉄、胡粉
「観感、目に見、心に感じる。」
自己解剖をふくめ、「気」を空間化する試み。
自身の感受性が捉えるものを思考対象にしながら、3Dモデリングを用いてスタディし、身体の拡張のような架構オブジェを設計。と、材を読み、セッションのように即興し、その瞬時の自我を、身体から離れて対象化したような架構オブジェを創造。いずれも特定の場所に設置することを前提として制作した。それらを観感することによって「気」 を感じられる空間を創造した。

李 光宗 Profile
1991年 中国 湖南生まれ
2015年 中央美術学院 空間設計専攻 卒業
2020年 東京藝術大学 美術研究科 デザイン専攻 修了
2021年 東京藝術大学 美術研究科 美術専攻 デザイン研究領域 博士後期課程 3年
◆受賞歴
2022 日本デザイン学会・第69回研究発表大会
『物の生命感の対比による空間的な「気」の探求』グッドプレゼンテーション賞
◆展示歴
2020 上野・東京藝術大学「第68回東京藝術大学卒業・修了作品展」
2020 表参道・裏参道ガーデン「水面礼讃・二人展」
2023 青山・スパイラル「SICF EXHIBITION」
2023 池袋・東京芸術劇場「IAG AWARDS」
◆インフォメーション
古典思想の「気」を具象化することを中心として活動。
日本の寺社や庭園など歴史的空間に「気」を感じ、体感対象にして研究。
成果としてこれまでにない「気」の記譜を考案。
作品では、材を読み、セッションのように即興し、その瞬時の自我を、架構オブジェを制作、それらを観感することによって「気」を感じられる空間を創造。
また自然光景を観察し、絵を描く。